「同じサイズのはずなのに、このブラは痛い」「こっちは楽なのに、あっちは脇が当たる…」——そんな悩みの原因は、実は“ワイヤーの形”にあることが多いんです。
ブラ選びはサイズだけではなく、ワイヤーの形が自分のバストの骨格(バージスライン)に合っているかどうかで快適さが大きく変わります。ここでは代表的なワイヤーの種類と、それぞれに合うバストタイプをわかりやすく解説します。
1. ワイヤーの形は大きく2種類
ブラのワイヤーは大きく分けて L字型 と U字型 の2つがあります。どちらが優れているというより、バストの重心・柔らかさ・骨格によって相性が変わるもの。まずはそれぞれの特徴から見ていきましょう。
2. L字型ワイヤー
特徴
・前中心(胸の真ん中部分)が細く、圧迫感が少ない
・カップ上辺が浮きにくい
・谷間ができやすい
・ホールド力はU字よりやや軽め
こんな人に合いやすい
・バストが柔らかめの人
・骨格ウェーブの人(胸の位置が低め・デコルテが削げやすい傾向)
・離れ胸が気になる人
・胸骨が少し出ているタイプの人
L字型が合っていないサイン
・カップ上辺が浮く
・バストが中心に寄りすぎて不自然に感じる
3. U字型ワイヤー
特徴
・前中心に高さがあり、ズレにくい
・安定感・ホールド力が高い
・バストをしっかり入れ込むことができる
・左右のボリューム差も補整しやすい
こんな人に合いやすい
・バストのボリュームがしっかりある人
・肉質が柔らかい人(流れやすいタイプ)
・カップから溢れやすい人
・脇肉が気になりがちの人
U字型が合っていないサイン
・前中心が浮く
・ワイヤーが胸に当たって痛い
・脇側のワイヤーが広く感じる
4. 相性を見極めるポイント
ワイヤー選びのコツは、下記の3点をチェックすること。
① バージスラインに沿っているか
ブラをつけたとき、ワイヤーが胸の付け根(丸いカーブ)にぴったり沿っているか確認します。
浮いたり、食い込んだりするなら、形が合っていない可能性大。
② 前中心が浮かないか
前中心が体にフィットしているかどうかは、ワイヤーの形とカップの深さが合っている証拠です。
浮く場合はカップが小さいか、ワイヤーの形が狭いことが多いです。
③ 脇側のワイヤーが痛くないか
脇の生地が当たる場合は、ワイヤー幅が広すぎるか、カップが深すぎることがあります。
5. 同じサイズでも“ブランドによって合う・合わない”は普通
ワイヤーの形状、カップの深さ、ワイヤーの高さはブランドごとにかなり差があります。
サイズは合っているのに片方だけ痛みが出たり、脇が気になったりするのはよくあること。
「数値」より「骨格との相性」で選ぶ意識が大切です。
6. 自分に合うワイヤーがわからない時のコツ
・まずは L字型とU字型を両方試す
・鏡の前で「腕を上げる」「体をひねる」などの日常動作を軽く行う
・痛みが出る部分をチェックして、形の傾向をつかむ
・痛みや浮きが出にくい方が“あなたに合うワイヤー”です

