ブラは毎日からだを支えてくれる、とても繊細なアイテム。実は“正しく洗う・干す・しまう”だけで、寿命もフィット感も大きく変わります。逆に、間違ったお手入れを続けていると、カップの変形・ワイヤーのゆがみ・ゴムの劣化が早まってしまうことも…。
ここでは、今日からすぐ実践できる「ブラジャーのお手入れ方法」をステップごとにわかりやすくまとめました。
1. 洗う前に必ずやるべきこと
● ホックを留める
ホックを留めていないと、ほかの下着やブラ自体のレースを傷つける原因に。
● パッドを取り外す
取り外しできるパッドは必ず別々に洗いましょう。
パッドも形が崩れやすいので、優しく扱うのがポイントです。
● 取り扱い表示をチェック
おしゃれ着コースで洗えるものもありますが、基本的には手洗い推奨。
洗濯表示を確認しておくと安心です。
2. 基本は“手洗い”がベスト
ブラは生地もワイヤーも繊細。長持ちさせたいなら断然、手洗いがおすすめです。
● 洗い方の手順
① 洗面器にぬるま湯（30〜40℃）を張り、下着用または中性洗剤を溶かす
② ホックを留めたブラをそっと入れる
③ 振り洗いが基本
・強く揉んだりこするのはNG
・特にモールドカップは形崩れしやすいため“揺らすだけ”でOK
④ 洗剤が残らないようしっかりすすぐ
振り洗いは、見た目以上に汚れがしっかり落ちますし、生地の負担も最小限にできます。
3. 脱水するときの注意点
ブラは絞るとワイヤーやカップが変形してしまいます。
● 正しい水分の取り方
・タオルで軽く包んで“押しながら”水分を取る
・決して“ねじらない”こと
タオルで押さえるだけでも十分水分が抜けるので安心してくださいね。
4. ブラの正しい干し方
干し方ひとつで寿命が変わります。
● 正しい干し方
・カップの形を整える（濡れているうちに行う）
・左右のワイヤーの付け根部分を2点留めして干す
→ ハンガーを使い、両側で重さを分散させるのがポイント
● NGな干し方
× ストラップだけで吊るす
× カップ1つだけで吊るす
× 直射日光に当てる
形崩れの原因になるだけでなく、生地の劣化も早まります。
5. 正しい収納方法で形崩れを防ぐ
● 畳み方
- 後ろのホックを留める
- ストラップとベルトをカップの内側にそっと入れる
- カップの形をふんわり整える
- カップがつぶれないよう“重ねる場合は片方のカップの中に納めない”のが鉄則
● 収納のポイント
・詰め込みすぎない
・湿気を避ける（ビニール袋での保管はNG）
・できれば下着専用の引き出しに
カップは一度つぶれると元の形に戻りにくいので、とにかく“ゆったり収納”が大切です。
6. こまめなお手入れでブラは長持ちする
ブラは約100回の着用で寿命が訪れると言われますが、
・手洗い
・正しい干し方
・丁寧な収納
をするだけで持ちは確実に変わります。
お気に入りを長く心地よく着るためにも、ぜひ今日から取り入れてみてくださいね。
