実は、ほとんどの女性にバストの左右差があります。「なんとなく片方だけカップが余る」「左右でストラップの調整が違う」——これらはとてもよくあることで、決して珍しいことではありません。ただ、左右差に気づいたとき、どんなブラを選べばいいのか、どう調整すればきれいに見えるのか迷いますよね。今回は、左右差があるバストをやさしく整える方法を分かりやすく紹介します。
1. 左右差は“ほぼ全員”にあるもの
まず知っておいてほしいのは、左右差は生まれつきの骨格・利き腕・姿勢のクセ・バストの成長スピードなどが影響しており、誰にでも自然に起こるということ。決して「変」でも「特別」でもありません。
大切なのは、左右差を“どう整えるか”です。
2. ブラを選ぶときは「大きい方」に合わせる
左右差がある場合、ブラは必ず大きい方のバストに合わせるのが基本です。
小さい方に合わせてしまうと、大きい方がカップから溢れてしまい、ワイヤーの食い込みや胸の痛みに繋がります。
3. 小さい方のバストはパッドで自然に調整
ブラ選びのコツは、小さい方のバストにふんわりフィットする調整をしてあげること。
① 内蔵パッド(カップ内の厚み)を利用
多くのブラには、左右取り外し可能なパッドが入っています。小さい方にはパッドを入れたまま、大きい方は抜いて調整するとバランスが取りやすいです。
② 下厚パッドを使う
バストの下側にボリュームを補ってくれるパッドは、自然に丸みを作り、左右差を目立ちにくくしてくれます。
③ 位置調整パッド
脇側に入れれば寄せる効果、下側に入れれば高さ調整など、バストの位置を整える目的でも使えます。
4. ストラップの長さも左右で変えてOK
左右差があると、ストラップの長さも同じにするとしっくりこないことがあります。
左右で“指1本分のゆとり”を基準にしつつ、それぞれ最適な長さに調整して大丈夫です。
両方を同じ長さにしなきゃ、という決まりはありません。
5. ワイヤーの形も相性に影響
ワイヤー幅が自分のバージスラインに合っていないと、左右どちらかだけ痛みが出やすいことも。
バストの付け根(バージスライン)に無理なく沿うワイヤーのブラを選ぶことで、左右差を含めた全体のフィット感が安定します。
6. 左右差が大きい場合は“ブラの種類”で解決
・伸縮性が高いカップ(モールドカップなど)
左右でボリュームが違っても広く受け止めてくれるため、フィットしやすいです。
・ノンワイヤー
ワイヤーで形を固定しない分、自然なバストに沿いやすいので左右差が目立ちにくくなります。
7. 気になる時は専門店でフィッティングしてもらうのも◎
左右差が大きい、小さい側がうまくフィットしない、大きい側がいつも痛い…という場合は、専門店のフィッターさんに見てもらうのもおすすめです。プロの手でワイヤー幅・カップ深さを見極めてもらえるので、ぐっと快適になります。

